連休の4日に友人Yと筑波山へハイキングに行ってきた。頂上まで登ったので、ハイキングと言うより軽い登山と言うべきかもしれない。筑波山は日本百名山の1つで有名だから、GWということもあって非常に混んでいた。外国人もかなり多い。
奥の方は満車っぽいから一番手前の駐車場に車を停めたので、駐車場から登山口まで結構距離があってなんだかここで少し疲れてしまう。ホテルや土産物屋が並んでいて温泉街のよう。帰る頃にはここがずっと渋滞になっていた。
橋の下を覗くとミズバショウ。
やっと登り始めて、結構進んだ所で険しめの「白雲橋コース」と楽めの「迎場コース」に分かれる。頂上まで行くには、「白雲橋コース」はきついけど距離が短い。「迎場コース」は岩場が少なく比較的楽だが距離が長い。「白雲橋コース」を行く人が多いようだが、我々は今シーズン最初のハイキングなので無理をせず楽な方の「迎場コース」にする。
楽とされる「迎場コース」だけど、登ってみると案外しんどい。緑が鬱蒼と茂る中を歩く。小学生くらいの女の子が軽い足取りで我々を追い抜いて行く。家族と来ているのだろうが、1人で行かせて大丈夫なのかと心配になる。ちょっと脇にそれると、どこかに迷い込まないとも限らない。何年か前に女の子がキャンプ場で行方不明になった事件もあったというのに、脳天気な親だ。その後、上の方で家族と一緒にいるのを見かけたので良かったが。
ロープウェイの駅に出たところで「迎場コース」は終わり、ここからは「おたつ石コース」となって、「弁慶茶屋跡」で「白雲橋コース」に合流する。上を見るとガマの像が。ガマ大明神だそうだ。
所々にヤマツツジが咲いているが、そんなに多くはない。
「弁慶茶屋跡」にある休憩所。東屋とベンチがあるだけで、売店などは無い。日差しを避けられるし、ここでしばらく休む人が多い。この東屋は最近できたようだ。
「弁慶七戻り」という岩。こういった落っこちそうな岩の下をくぐる所がいくつかある。
「弁慶小屋跡」から先は渋滞していて、しばしば立ち止まる。山の中で渋滞するなんて。
岩場で立ち止まって待つのは結構しんどいし危険でもある。下ってくる人がちゃんと足場を確保できなくて、すべって尻もちをついたりしていた。
筑波山は女体山と男体山からなっていて、我々が登ってきたのは女体山の方。女体山は標高877m、男体山は871mで、女体山の方が6m高い。その女体山の頂上に向かう最後の所がまた渋滞していて、なんと1時間ほども並ぶことになった。ほんの10mも登るだけなのだが、男体山に向かう山頂連絡路沿いに長い行列ができている。私は別に頂上に行かなくてもよかったが、友人がここまで来て頂上に行かないのは意味がないと言うので、仕方なく並ぶ。
頂上の銘石。
空気が澄んでいればスカイツリーくらい見えそうだが。
頂上に行くために並んでいたら気持ちが悪くなってしまった。ケーブルカー乗り場の手前の林の中でレジャーシートを敷いて仰向けに寝っ転がる。新緑がきれいだが、せっかく買ってきたおにぎりも食べる気がしない。
飲み物はお茶とコーヒーを1本ずつ持ってきたけど、コーヒーは失敗だった。お茶とスポーツ飲料か水にするべきだった。仕方なく売店で水を買う。水を買うなんて何年ぶりだろうか。次回は気をつけよう。
ガマの油売りをやっていたようで口上を聞きたかったが、もう片付けるところ。渋滞ばかりで遅くなってしまったから仕方ない。
ケーブルカー乗り場の周辺には売店がいくつも連なっている。
下りはケーブルカーを利用するのだが、ケーブルカーに乗るのもかなり並ばなければならない。ゴールデンウィークに来たのはつくづく失敗だった。
しかし意外と早く行列がはける。10分おきに出ていて一度に70人ほど乗れるからだ。
この辺からの眺めも良さそう。
やっとケーブルカーに乗れ、緑の中を下る。紅葉の時期なども良さそうだ。
体調も戻ってきたので、ケーブルカーを降りた所にある売店の屋外のテーブルでおにぎりを食べる。友人はソフトクリーム。そこから少し行くと筑波山神社。
そこからまたかなり歩いてやっとこ駐車場へ。帰りに日帰り温泉の「つくばの湯」に寄る。ハイキングの後の温泉はなかなかいい。さっぱりするし、疲れた体が和らぐ気がする。おかげで数日後の筋肉痛もたいしたことなかった。
夕飯は小山市に戻ってから中華の「華」でエビタンメンのセット。