イコライザーの補正がいらなくなった

AKGのヘッドホンK240Mk2のエージングを始めて60時間ほど経った。30時間経った頃はあまり変化が感じられなくて、イコライザーの補正を必要としたが、今はイコライザーを使わなくてもなんとかいけるようになった。30時間であきらめてイコライザーで一件落着と思っていたが、まだエージングによる変化の余地があったようだ。

高域の伸びの足りない感じ、こもったような音がだいぶ改善されてきてリアルな雰囲気が出てきた。低音はもともと十分に出ているので、バランスが良くなってきたと言える。あと一歩というところまで来たと思う。価格的に考えても、もう少し成長すればまあいいところだろう。

ヘッドホンを装着する角度によっても少し音が変化する。私の骨格のせいか、頭頂部のヘッドバンドが頭の前寄りになるようにすると良い結果が得られるようである。またメガネを掛けている方が密閉度が下がるせいかヌケの良い音になる。

現状では数年前に4000円程度で買った同じAKGのK430の方が聴いていて楽しい。K430は密閉型だからK240Mk2の方が本来ヌケも良いはずなのだが、今のところは逆になっている。K240Mk2の方が上級機と思われるので音も良いはずだけど、現状ではそうなっていない。

しかし機構的にも、スペックからも、数々の口コミからも、ポテンシャルは高いはずなのだ。30時間、60時間と徐々に良くなってきたところから考えると、もっとじっくり時間をかけて育てるべきなのかもしれない。思えばK430も、今の音になるまでには1年以上かかったような気がする。

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