シンシナティ・キッド

とても久しぶりに「シンシナティ・キッド」を見た。テレビ放映を録画して見たのだが、やけに画面が鮮やかである。もう50年以上も前の映画なのに映像がとても瑞々しいのだ。リマスターとか、そういうことをやっているのだろうか。

キッド(スティーヴ・マックィーン)はニューオーリンズではもう敵がいないほどのポーカーの名手だ。そこに名人と言われるランシー・ハワード(エドワード・G・ロビンソン)がこの地を訪れる。名人に勝ってNO.1の地位を得んとするキッドはハワードに挑戦する。激闘の末、勝利はどちらに...。

クールなのに熱いマックィーンがいい。エドワード・G・ロビンソンの貫禄も見事。ストーリーは単純だけど、とにかく面白い映画なのだ。衣装も実にいい。登場人物がそれぞれオシャレでちゃんとそれらしい格好をしている。後に同じノーマン・ジュイソン監督とスティーヴ・マックィーン、フェイ・ダナウェイ主演で撮った「華麗なる賭け」も、とてもスタイリッシュな映画だった。

ノーマン・ジュイソン監督、他にアン・マーグレット、カール・マルデン、チューズデイ・ウェルド主演、1965年製作。

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