米国のニッキー・ヘイリー国連大使が、平昌冬季五輪への米国選手団の参加は「未確定」と発言した。北朝鮮の件で安全が担保されないからだ。ただでさえ不安に思っている国や選手が多い中、もしアメリカが不参加となると、右にならえする国が続出する可能性がある。そうなると五輪自体開催できるかどうか。
女子スピードスケートでパシュートは世界新記録を出した。500mでは小平がワールドカップ14連勝、1000mでも世界新記録を出したばかり。女子スピードスケートは金メダルの可能性が非常に高いのだ。
こんなチャンスに開催不可となるのは非常に残念だし、選手も不安ながらもぜひ出場したいだろう。モスクワ五輪ボイコットで、金メダルが確実視されていた柔道の山下が涙をのんだことを思い出す。
ドーピング問題でただでさえロシアが参加できないのに、これ以上強豪国の出場が減ると、例え開催できたとしても盛り上がりに欠けることになりはしないだろうか。フィギュア女王のメドベージェワが個人として出るかどうかも微妙なのに。
開会式までもう2ヶ月を切っているのだ。