ラヴェル「ダフニスとクロエ組曲第2番」はシンセサイザーがいい

ラヴェル「ダフニスとクロエ組曲第2番」は好きな曲である。この曲は、オーケストラによる演奏もいいのだが、意外に素晴らしいのが冨田勲によるシンセサイザー演奏なのだ。もう40年近く昔に制作されたもの。

シンセサイザーによる演奏はこの曲にとてもマッチしている気がする。テーマの表現や効果的な音色が非常に優れていて、オーケストラの各楽器の音色よりも、シンセサイザーの音の方がこの曲の表現には合っているような気がするのだ。

とは言ってもオケの演奏もたまには聴く。ダニエル・バレンボイム/パリ管弦楽団の演奏で、これはこれでなかなかいい。

冨田勲は他にもいくつかシンセサイザーでクラシックの演奏を行っているが、よく聴くのはドビュッシーの作品集とムソルグスキー「展覧会の絵」。これらもやはり、オーケストラよりもシンセサイザーの方が相性が良いなと思わせる、素晴らしい演奏である。

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