東日本大震災でブックオフの床が本の海だった

3.11の東日本大震災のときは、CDのラックが倒れたりして部屋の中がグチャグチャになったが、翌日少し落ち着いた所で街の中を歩いて回ってみたら、あちこちひどい状態になっていた。その中でも一番印象に残っているのは、ブックオフの店内の様子だった。本が床一面に投げ出されていて、本の海というような様相を呈していたのだ。

それはもう圧巻の景色といったら申し訳ないけど、とても衝撃的で、もう二度と見ることは出来ないだろう光景であることは間違いなかった。テレビで見る津波の映像も、こんなことが起こるとは信じられないような、非現実的にすら思えるものだったが、実際に見た目前の風景もやはり現実離れした、何か異世界のような気のするものだったのだ。

復旧していないコーナーは立入禁止になっていたが、一部は営業していたのでこの写真を撮ることができたのだ。全面的休業だったら、この景色は見ることが出来なかった。

他の店も営業していたり休業していたり、被害によって状況はマチマチのようだった。TUTAYAは休業。マルエツは営業していたが、パンの棚は空っぽ。物流も大混乱だった。

こういう日がまた来ないとも限らないから、数日くらいは飲み食いできるように食料等を確保しておくことは必要である。5年も6年も経つと、あの日の記憶は徐々に薄れてきて、警戒心も緩んでしまっている。また本の海となる日が来ないとは言えないのだから。

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