オブリビオン

割りと面白かった。映像がいいと思う。SF的風景がよく出来ていた。住居、飛行艇、バイク、攻撃ロボットなどの造形がいい。ストーリーも、一部整合性がとれないものの、なかなか良い。お気に入りのオルガ・キュリレンコも出ているし。

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映像が良く出来ていると、SFは楽しい。ぶっちゃけストーリーが今ひとつでも、美しくSF的なガジェット、乗り物、建造物、景色などを眺めているだけでも結構満足する。逆に言えば、この辺がショボイとSF映画として興ざめしてしまう。とても重要な要素なのだ。

ジャック・ハーパー(トム・クルーズ)とヴィッキー(アンドレア・ライズボロー)は、異星人との交戦後の荒廃した地球でパトロールとドローン(偵察・攻撃ロボット)のメンテナンスを行っていた。生き残りの地球人が他の惑星に移住するためのエネルギー源となる水を汲み上げる作業を、敵(スカヴ)の生き残りが妨害するのを防ぐためだ。

ある日、未確認の宇宙船が墜落した現場で睡眠カプセルに入った女性ジュリア(オルガ・キュリレンコ)を救出するも、直後にスカヴに捕らえられてしまう。スカヴの隠れ家で首領のマルコム(モーガン・フリーマン)が告げたことは....。

最後の方に、アンドリュー・ワイエスの「クリスティーナの世界」という絵が何度も出てきた。希望を捨てない、這ってでも目的に向かって進む、という意味で使っていたのかしら。

アンドリュー・ワイエス「クリスティーナの世界」
https://wp.me/p97Coi-ID

2013年製作、ジョセフ・コジンスキー監督。

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