やっぱり規制改革はできないのか?

ネットでの医薬品販売に規制をかける薬事法の改正案について、安倍首相は賛成したようだ。「早期に成案を得て今国会に提出したい」とのこと。

安倍首相は、全ての一般医薬品のネット販売を解禁致すると6月に言ったはずだ。あれはウソだったのか。どうやら安倍首相の規制緩和に向けた動きは期待ほどではないようである。結局、規制緩和に対する抵抗勢力に負けてしまったのだ。

今回の出来事は、これから安倍首相が本当に規制緩和を行っていけるかどうかを占う象徴的なもので、これでアベノミクスの3本の矢のうち、最後の1本は放たれない気配が濃厚になってきた。それは成長戦略の一角が崩れることである。こうなると今のところ順調な経済回復も先行きは怪しい。アベノミクスに期待はあったが、しょせんはこの程度だったのかという残念な思いだ。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。