オーチャードホールによく行った

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

年越しはテレビ東京のジルベスターコンサートを見ていて、そういえば十数年前にはオーチャードホールによく行ったな、なんて思い出していた。ジルベスターコンサートの舞台、渋谷bunkamuraのオーチャードホールでは、毎年モーストリーモーツァルトという音楽祭を開いていた時期があったのだ。数日間に渡って色々な音楽家がモーツァルトの曲を演奏する楽しいコンサートだった。アレクシス・ワイセンベルク、ナージャ・サレルノ・ソネンバーグ、イングリッド・ヘブラー、吉野直子、ジャン・ピエール・ランパル等々、毎年そうそうたる出演者の演奏を聴くことができたのだ。

ホールといえば、今でも印象に残る音のホールはウィーンのムジークフェラインと六本木のサントリーホールである。ムジークフェラインはとにかく柔らかい音。響きが柔らかく優しい音なのだ。対照的にサントリーホールは切れ味鋭く明晰な音。隅々まで見通せるような音なのである。2つのホールの音は対極的ではあるが、どちらも甲乙つけがたい良い音であることは間違いない。

もう何年もコンサートに出かけていないが、機会があればまたホールでの生演奏に触れたいものである。

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