改めて原発は廃止した方がいいと思う

NHKのスペシャル番組「検証・原発危機、事故はなぜ深刻化したのか」を見て、改めて原発は廃止せざるを得ないという思いを強くした。危機に対する備えがまったくできていなかったし、危機が起きた際の対応も非常に遅い。これらが相まって事態を深刻化させたことがよくわかる内容だった。また付近の住民へ危険を知らせることも全く不十分だ。
これが火力発電であれば、災害が起こってもその発電所がダメになるだけで済む。しかし原子力発電は周囲数十キロに渡って深刻な被害をもたらし、場合によっては数年~数万年もの間、立ち入ることさえできなくなってしまうのだ。
こうやって原子力発電所のもろさ、想像以上の被害状況を目の当たりにすると、これはどうあっても続けるべきでないとしか思えない。
津波さえ来なければ、という声をときどき聞くが、事故は起きてしまったのだ。原子力が推進される日はもう来ないだろうと思いたい。
震災前2000円以上だった東電の株価は、今日現在192円と10分の1以下になっている。

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