久しぶりに「サウンド・オブ・ミュージック」を観た。ナチス支配下のオーストリアで、マリア(ジュリー・アンドリュース)とトラップ家の子供たちとの心のふれあい、トラップ大佐(クリストファー・プラマー)との恋を描いた楽しくて心温まる、また力強い作品だ。
軍隊のように規律を重んじるトラップ大佐。母のいない(亡くなった?)規則ずくめの家庭に家庭教師としてやってきたマリアは、子供たちと心を通わせることで音楽と笑い声を蘇らせた。いつしか惹かれ合うマリアとトラップ大佐。そんなトラップ・ファミリーにナチスの影が忍び寄る。
人生は素晴らしいものであるということ、希望を捨ててはいけないということ、危機に際して正面から立ち向かうということを、美しい映像と歌で明るく、楽しく、ちょっぴりせつなく描いた名作である。
Climb every mountain すべての山に登りなさい
Ford every stream 小川を渡り
Follow every rainbow 虹を追っていけば
Till you find your dream きっと見つかる、あなたの夢が
最後に流れるこの歌が希望を盛り上げる。
子供の頃からさんざん観た映画だが、何度観ても名作は色あせない。ドレミの歌、マイ・フェイバリット・シングなど、素敵な歌も盛り沢山!
1964年、ロバート・ワイズ監督作品