十二人の怒れる男

ひと言で言うと、12人の陪審員が殺人容疑の少年の審理を行う映画で、ほとんど審議室の中だけで物語は進行する。
各種職業・階層の中から陪審員は選ばれていて、それぞれの考え・信条に基づいて審議していくわけだが、中にはやる気のない人も偏った考えの人もいる。
審議を始める前に最初に取った評決は11対1。その1票の方の主人公が皆を説得していく過程とそれぞれの考え方のぶつかり合いが面白いのだ。裁判に提出された証拠も一見確かなようだが、しっかり検証していくと曖昧さやおかしな点が出てくる。審議を重ねた結果判決はいかに?
12人それぞれの演技も光る。
社会派といわれるシドニー・ルメット監督の秀作。1957年製作。

画像

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です