これはディーバ=女神(映画ではソプラノの歌手)を崇拝する青年ジュール(フレデリック・アンドレイ)がその一途な想いのあまり引き起こした事件と、それにまつわる利権その他の事件が折り重なる、ミステリアスで不思議な、そして美しい映画。
舞台はパリ。ディーバの歌声をジュールがこっそり録音してしまったことから話は始まる。登場人物は一風変わった人が多く、ハリウッド映画とはひと味違った雰囲気を持っている。またなんといっても画面が美しい。色彩感が素晴らしいのだ。それに主演のディーバ(アンフェルメニア・フェルナンデス)の歌う「ラ・ワリー」。とても印象に残る歌声で、ジュールじゃなくても虜になりそうである。思わずサントラ盤に手が伸びる。
二人でパリの街をそぞろ歩くシーンがあって、セリフ無し、BGMだけでなのだが、これがとても情感豊でまたオシャレなのだ。この映画で一番好きな部分である。
ジャン・ジャック・ベネックス監督第1作目の作品であるが、1作目にしてこのような映像美、美しい音楽を持ったスタイリッシュな映画を作っちゃっていいのだろうか?
1981年作品。
色彩検定の裏技③
初めましてー♪トラックバックさせていただきます!迷惑でしたら申しわけないです。私は、ブログで色彩検定について合格した経験を下に書き綴っています。よかったら遊びに来てください☆