ブリット ++ スティーブ・マックィーン ++

ブリット」はスティーブ・マックィーンがハードボイルドな刑事を演じるアクション映画。ハッキリ言って渋い。ド派手なアクションで見せる映画ではない。でもサンフランシスコの坂道を使ったカーチェイスは有名で、ブリット刑事がエンジン音を響かせムスタングで追跡するシーンはなかなかのもの。


しかしこの映画の見所は、実はカーチェイスなどのアクションではなく、ニヒルで頑固、無愛想なブリット刑事そのものなのだ。マックィーンが演じる刑事がいいのである。彼のファンならすぐに同感して貰えると思うが、特にファンでなくとも、この映画を見ればわかって貰えるのではないだろうか。

ブリット刑事の恋人役のジャクリーン・ビセットも可愛くて、黄色いポルシェのカブリオレでブリット刑事を現場まで送っていくシーンなど、ちょっと微笑ましい。(本当は、ジャクリーンがパジャマの上着だけ引っ掛けてうろうろしている朝食のシーンの方が好きだが )
1968年製作。ピーター・イェーツ監督作品。

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