ルーブル安がじわじわと進んでいる

ロシアのルーブル安がじわじわ進んでいる。この一ヶ月で8%強安くなった。1ドル75.55ルーブルだったものが、82.38ルーブルになっている(13日時点)。

ウクライナへの侵攻前は1ドル70ルーブル台だったが、侵攻直後に134ルーブルまで一気に下落した。その後ロシアの金融政策などにより60ルーブル台を保ってきたが、昨年末から70ルーブル台になり、今月に入って80ルーブル台になったのだ。

ロシア産原油が安値で推移していることや、ヨーロッパへの天然ガス輸出が激減したことにより、ロシア経済が弱体化していることに加え、資源輸出の減少による税収減と戦費負担増大によるダブルパンチで、政府の財政も大きな赤字になっていることが原因のようだ。

資源輸出の減少と戦費負担はこの先も続くから、ロシア政府の財政はこの先も大幅な赤字続きだろう。そのうち資金が枯渇して戦争が続けられなくなるかもしれない。この先もルーブル安が続く可能性が高い。

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