ヘッドホンのケーブル、オヤイデHPSC-X35の音の粗さをどうするかという問題で、解決策が見つかった。10年以上前に使っていた、ハーモニクスの音質改善アクセサリーであるチューニングチップをケーブルのプラグに貼り付けることで、粗さが抑えられるとともに質感も向上したのだ。
写真の銀色の円盤がチューニングチップ。ハーモニクスのアクセサリーはインシュレーターも使っているが、つくづく不思議である。なぜそうなるのか仕組みがわからないのだが、音の質感は確実に向上するのだ。ただし値段は結構高い。
そして、エージングしたりリケーブルしたりあれこれやってみてわかったのは、このAKGのヘッドホンK240Mk2は結局モニター用であるということだ。音楽を鑑賞するならもっとウェットで艶のある音の方がいい。ただこの実勢価格に対しての性能は優れているから、あまり細かいことにこだわらないならこれでも十分なのかもしれない。
何にしても、今持っているヘッドホン類の中では一番高性能なので、最近は専らこれを使っている。このヘッドホンが持っているパフォーマンスをかなりいいところまで出せていると思う。
K240Mk2をiPod直挿しで使う場合、音が小さいのでつい音量を上げてしまうが、そうすると音像がぼやけるというか拡散してしまうような感じがする。iPodの出力ではせいぜい目盛りの3分の2くらいが限度のようである。それ以上だとヘッドホンのユニットをグリップしきれないような感じだ。大きな音で聴くにはヘッドホンアンプを使った方がいいだろう。
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