Love’s Theme(愛のテーマ)/バリー・ホワイト

10代20代の頃は美しく希望に満ちた曲に聞こえていた。しかし今は、美しい曲であることは確かなのだけど、一抹の寂しさを覚えるようになった。愛と希望と、ちょっぴり寂寥感も含んだ曲である。

オリジナルはバリー・ホワイト&ラブ・アンリミテッド・オーケストラだが、昔はそうとは知らず、70年代のイージー・リスニング・ブームのときにカバーされた曲をよく聴いていた。どの楽団だったのかは覚えていないのだが。

オリジナルを聴くようになったのはずっと後で、最初はちょっと違和感があった。イージー・リスニング版には一部ボーカルも入っていたが、オリジナルには無く、またアレンジもオリジナルはポップな感じだったからだ。最初にイージー・リスニング版を聴いていた身としては、あくまで美しい音楽がちょっと下世話になったような気がしたのである。

今ではその頃のイージー・リスニング版も手許に無いし、オリジナルしか聴いていなくて、それが当たり前になっているので特に違和感も無い。ただもう一度だけ、あのイージー・リスニング版を聴いたみたいなという気はする。You Tubeで有名どころの楽団の演奏をいくつか聴いたみたけど、記憶の中の演奏とは全部違っていてまだたどり着けていないが、まあそれはそれでいいのかもしれない。

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