メロディが素敵なのはもちろんだが、リンダ・ロンシュタットとジェームズ・イングラムのデュエットは、なんとも言えない熟成感を感じさせる。完成度の高い楽曲だ。長いキャリアを持ち、うまい上に独特の歌声の二人だから。
この曲はリンダ・ロンシュタットのアルバム「Duets」に収録されている。かなり評判の良いアルバムだ。音質的にも相当いいということである。ただし、このアルバムの中で私が気に入ったのは、この「Somewhere Out There」だけだった。リンダ・ロンシュタットの歌声は好きだけど、好きな曲はそんなに無い。そこのところが残念なのだが、こればかりはどうしようもない。
リンダ・ロンシュタットのボーカルで他によく聴くのは「Crazy」「Little Girl Blue」「星に願いを」くらいである。こんなにいい歌声なのに、アルバムもたくさん出しているのに、気に入った曲があまり無いのである。なんとかならんものかな。