将棋の藤井5段が6段になった

中学生棋士である藤井5段が史上最年少で6段になった。ついこの間、2週間ほど前に5段になったばかりなのに、あっという間に6段に昇段したのだ。本来ならあと1年かかるところであるが、タイミングよく朝日オープン将棋選手権に優勝したので、スピード昇段が実現したのだ。

5段から6段への昇段規定は
・竜王戦2組昇級
・五段昇段後竜王ランキング戦連続2回昇級または通算2回優勝
・順位戦B級2組昇級
・五段昇段後タイトル挑戦
・五段昇段後全棋士参加棋戦優勝
・五段昇段後公式戦120勝
となっている。このどれかに該当すれば昇段できるのである。

藤井5段は順位戦C級2組からC級1組に先日昇級したばかりだから、1年後にB級2組に昇級することができれば6段になる、というのが通常の昇段だ。しかし5段になってすぐに「五段昇段後全棋士参加棋戦優勝」という条件を満たしてしまったので、スピード昇段になったのである。

準々決勝で佐藤名人、準決勝で羽生竜王、決勝で広瀬8段と、A級棋士を連続で破っての優勝である。すごい中学生が現れたものだ。

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