O157による食中毒の問題で小山でも「でりしゃす」が閉店

埼玉県熊谷市や群馬県前橋市のスーパーでO157による食中毒を起こし、死者まで出した惣菜店の「でりしゃす」が全店閉店することになった。小山市のスーパー「マルシェ」にも惣菜コーナーとして「でりしゃす」が入っているので、買物がてら見に行ってみた。

他の店はどのようになっているのか知らないが、マルシェ小山店では店舗の一角が壁で区分けされた形で惣菜コーナーとなっており、出入口(扉は無い)の上に英語で「Delicious」と書いてある。出入口は2ヶ所あり、今日見るとその両方が緑色のビニールシートで塞がれていた。シートの前には商品も置かれていて、完全に入れないようになっている。シートには「でりしゃす」閉店を告示する紙が貼られていた。

「でりしゃす」はマルシェの一角の惣菜コーナーだしレジも一緒だから、今まで「でりしゃす」が独立した店だとは思っていなかった。だから最初「でりしゃす」閉店と聞いたときには「???」と不思議な気がしたのである。ただ単に惣菜コーナーを閉じるだけなのに閉店とはどういうことなのかと。

しかしよく調べてみると、マルシェも「でりしゃす」も「すき家」で有名なゼンショーグループの小売事業のブランドだったのである。だから「でりしゃす」は「でりしゃす」で一応独立していたのだ。そしてもう既に、「でりしゃす」はゼンショーのブランド一覧から消えてしまっている。早業である。悪いイメージは少しでも早く消し去るということなのだろう。

「でりしゃす」の惣菜は値段が高めだけどおいしいので、たまに利用していた。特にここ何年か、栃木市の友人宅で飲み会をやるときに、ここでつまみを色々買い込んでいたのだ。だからここが無くなるのはとても残念である。他のスーパーの惣菜よりずっとレベルが高いし、バラエティに富んだラインナップだから、飲み会の料理にピッタリだった。

小山店では何も問題がなかったし、一時休止ということでもよかったのではないかとも思う。しかし一度悪化したイメージを回復するのは容易ではないから、一回御破算にして新たに出直すのかもしれない。いずれにしても今のところマルシェでは全く惣菜を売っていない状況だから、早々に何かしら手を打つ必要がある。報道ではトングに問題がありそうだということだから、パック詰めで売ることになるのだろうか。以前と同じレベルの料理が並ぶといいのだが。

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