10日ほど前の土曜日に、以前から見たかった並河靖之の七宝焼きの展覧会が、目黒の庭園美術館でやっているので見に行ってきた。並河靖之の七宝焼きは、京都の清水三年坂美術館と並河靖之七宝記念館にたくさんあることは知っていたのだが、いかんせん遠いのでいつか京都旅行に行ったときにでも寄りたいと思っていたのである。それが東京で見られるのだから、兎にも角にも駆けつけなければ。
いつもの友人と新宿で待ち合わせて目黒へ。まず駅前のアトレ2にある「回し寿司 活」で昼食なのだ。開店20分前くらいに行ったけど、すでにかなりの行列になっている。我々の前に並んでいる観光客らしき中国人の3人娘が、楽しげにペチャクチャずっとしゃべっている。
ここで寿司を食べるのはずいぶん久しぶりだ。人気の店だからいつも混んでいる。割りと安くてネタがいいから、必然的に人が集まるわけなのだ。しかし回転寿司は追い立てられているようでどうも落ち着かない。サッと食べて早々に出る。10分ほど歩いて庭園美術館へ。
並河靖之の七宝焼きはとても精緻で美しい。細工があまりにも細かすぎて、いったいどうやって作るのだろうとため息が出る。面倒なので借りなかったが、拡大鏡を貸し出しているくらい細かい細工なのだ。しかし最初は驚嘆して見ていたものの、ずっと同じようなのが続くので最後の方はちょっと飽きた。
美術館のティールーム「カフェ・ド・パレ」で休憩。ガラス張りの明るく気持ちのよい空間だ。庭もよく見える。
アップルの乗ったシフォンケーキとコーヒー。ケーキはふんわりあっさり軽い味。コーヒーがこういうところにしては意外とおいしい。しかし土地柄かなかなかお高いです。展覧会の入場料よりもずっと高い。^^;
地下鉄の駅に向かう途中の公園でフリーマーケットをやっていた。
花壇にはきれいな花も。
新宿に戻り御苑へ。ここにはいつもきれいな花や変わった人など、写したくなるものがたくさんある。
池のカモ。
ベンチで休む親子。
温室のシンビジウム。
初めて見たヒスイカズラ。まるで作り物のような質感である。
他にも花がいっぱい。
写真を撮っている親子。
ハクモクレンがいい香り。
昔に比べて御苑も外国人がすごく増えた。もう半分くらいは外国人のような気がする。
御苑を出て、少し冷えてきたのでコーヒーでもと思ったが、スタバ等はどこも満員。仕方がないので伊勢丹の屋上で休むことにする。ここはときたま利用するのだけど、ちょっとした庭園風になっていて、静かで落ち着いた空間なのだ。
自販機で暖かいミルクティを買ってベンチで飲んでいると、お昼に目黒の回転寿司にいた中国人の3人娘が目の前を通り過ぎた。なんという偶然! こんなことが起こるなんて信じ難い。自撮り棒で写真など撮っていたからやはり観光なのだろうけど、なんでこんなところに来るのだ?我々だってスタバが満員でなければ来なかったのに。
驚きつつも5時になったので、いつもの「あえん」へ。すぐ裏の伊勢丹会館にある落ち着いた雰囲気の和食店である。春の青豆サラダ、春野菜のジンジャーソース、桜山豚と春キャベツのざる蒸し、と春づくしの料理を注文してビールを飲む。この店は野菜中心のヘルシーメニューなのだ。
最後は伊勢丹B1Fでジェラート(ピスタチオ&マンゴー)を食べて帰宅。なかなか面白い一日だった。