一体どこまで下がるのか

やはり今日は案の定の展開。日経平均は約300円安で始まり、その後押したり引いたりしながら一時は800円を超える下落。終値は760円安の14952円となり、15000円を割り込んでしまった。3営業日で2000円もの暴落である。この年初からの一連の急激な下落はどこまでいくのか。止まるとしたらどの辺なのか?

アベノミクスで3年近く上昇した分は、3年前の約9000円から昨夏の約21000円までの12000円。半値押しという言葉があって、上がった分の半分下げたところで止まることが多いと言われている。21000円から12000円の半分の6000円下がるとちょうど15000円である。

また月足というひと月ごとに集計したチャートを見ると、2013年から2014年にかけて15000円前後でもみ合いとなっているから、ここが目処になる可能性がある。騰落レシオも60割れで下げ過ぎを示している。これらチャート上からのみ見れば、そろそろ下げ止まってもいいような頃合いだ。

しかし世界の経済・金融状況から見ると、まだ不安は拭えない。今現在の日本、アメリカの経済状況は特に悪いわけではないが、中国やヨーロッパの影響を受けて悪化する可能性がある。現状というより、先行きの不安から株価を下げている面が大きいのだ。その不安を打ち消すような対策、声明が各国から打ち出されると、また雰囲気も変わってくるかもしれない。ただそれは簡単ではなく、世界経済がリーマン・ショックの影響から抜けきれていない現状で、どのような手段が有効なのか見当がつかない。

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