宇宙の大きさ、時間軸の長さに比べたら、人類の歴史なんてほんの一瞬。ましてや人の一生なんて気のせいくらいのものだ。そう思えば、細かいことを気に病んだり腹を立てたりするのもバカバカしい。元来、気短かな質なので、こう思って気持ちを抑えるようにしている。
しかし宇宙の始まり、行く末について考えると、100年、200年など、ましてや10年などというのは本当に短すぎて、なんの尺度にもならない。また宇宙の広さや今後の更なる膨張についても、あまりに広大すぎてなかなかイメージするのが難しい。太陽系はおろか、我々の太陽系が属する天の川銀河全体を点としてとらえても、それでも全然足らないくらい宇宙というのは大きい。この広い宇宙では、端から端まで何万光年もかかる銀河でさえ点にも満たない存在なのだ。
どうせ暑くて頭がボーっとしてくるのだから、宇宙について考えることで、先手を打って頭をボーっとさせてしまうのだ。
