心に残るスポーツのシーン

ソチ五輪では浅田真央の演技が話題を呼んだが、ワタクシ的にはアテネオリンピックの男子体操団体戦、最終種目鉄棒で最後に演技した富田の着地が、今も思い出す一番心に残っているスポーツのシーンである。

画像

富田は難度の高い技を決めてノーミスで演技し、着地もピタット決まった。このとき男子体操団体は約30年ぶりの金メダルを確定したのだ。また着地のときのアナウンサーの「伸身の新月面が描く放物線は栄光への架け橋だ!」という叫びも良かった。解説者も涙声になっていた。選手、関係者の苦労と喜びがテレビ画面からほとばしるように伝わってくるのだ。

五輪の舞台は様々なドラマを生むのだけど、この時ほど興奮したことはなかった。各国が僅差で競っていて、最後の最後で金メダルが決まったのも劇的だったし、体操界の長い間の低迷、苦闘を知る解説者の気持ちもよく伝わってきた。色々な要素が重なって、この素晴らしい場面を創りだしたのだと思う。

今年はサッカーのワールドカップがあるし、2年後にはまたオリンピックだ。これらはどんなドラマを見せてくれるのか。楽しみは尽きないし、期待にワクワクする。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。