奥さんを主演にして映画を撮りたがる

先日、昔懐かしの「悪霊島」を見ていて思った。なんでこうも奥さんを使って映画を撮りたがるのか、と。篠田正浩監督と岩下志麻、伊丹十三監督と宮本信子、ティム・バートン監督とヘレナ・ボナム・カーター、ロジェ・バディム監督とジェーン・フォンダ、フェデリコ・フェリーニ監督とジュリエッタ・マシーナなどなど、有名どころでもこんなにいる。

二人が一緒になった背景には、監督から見て女優として感ずる所、奥さんから見て監督として尊敬するところがあるに違いない。だからあれもやらせてみたい、これもやらせてみたいということになるし、奥さんもそれに答えた演技をする。そうやってどんどん作品が積み上がっていくのだろう。

それにしても、そういう監督は奥さん主演率がとても高いけど、作品イメージの制約にならないのだろうか。それとも、そこからイメージを広げていくのだろうか。

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