将棋の渡辺竜王

将棋の竜王戦で、渡辺明竜王が5期連続でタイトルを保持して永世竜王になった。7番勝負、3連敗後の4連勝で逆転勝利したのだが、相手があの将棋界のスーパースター、羽生名人だからすごい。3連敗した時点でタイトルは羽生名人が取ると思った。羽生名人に対して4連勝するなんて考えられなかったから。それがこの結果である。わからないものだ。
ところが、これほど強い渡辺竜王が順位戦では現在負け越している。順位戦というのは毎年1年かけて将棋界でのランクを決めるもので、A1,B1,B2,C1,C2の順で5ランクがある。大まかに言うと、各ランクの上位2名が上のランクに上がり、下位2名が下のランクに落ちる。A1(A級1組という)の1位が名人挑戦者となり名人戦を戦うのである。なのでA1に入らない限り、名人には挑戦できない。
渡辺竜王のランキングはB1なのでA1までもう一息、あと一つ上のランクに上がれば名人挑戦の可能性が出てくるのだが、強敵揃いでなかなか簡単ではないようだ。

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