秘密の花園

インドで両親を亡くした女の子がイギリスの伯父のもとに引き取られてくると、伯父は妻を亡くして以来悲しみから抜け出せず、妻の愛した花園を締め切り旅に明け暮れている。女の子はふとしたことから花園のカギを見つけ、荒れた花園を蘇らせ始めるのだった。
バーネット原作の児童文学を映画化したもので、思いの外良い作品だった。ゴッド・ファーザーのコッポラが製作総指揮、アグニエシュカ・ホランド監督で、主演はケイト・メイバリーという女の子。
映像がとてもきれいで、イギリスの田園風景の美しさが印象に残る。広い緑の庭に建つ大きく穏やかでちょっと不気味な大邸宅。イギリスに行ってみたくなるような映像である。
主演の女の子の表情が魅力的なので他にどんな映画に出演しているだろうかと思ったが、調べてみるとさしたる作品に出ていない。残念である。女優の道に進まなかったのだろうか。
原作は児童文学だが、とても良い映画に仕上がっていて思わぬ拾い物だった。
1993年作品。

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2件のコメント

  1. 私も大好きな映画です。
    子供たちは3人とも素晴らしい演技ですね。又聞きですが、ケイトちゃんはオーディションの時から、役のようなふてぶてしい態度だったとか。そこを監督に気に入られたそうです。
    スタッフの庭師も苦労を重ねてあの庭を作り上げたそうです。寒々とした風景に、緑が鮮やかに映る心暖まる作品ですね。

  2. ネナムさんもすでに見ていましたか。いい映画ですよね。後半ちょっとアルプスの少女ハイジに似ていなくもないですが。ケイトちゃんは地ですかねえ。イギリスに行って、ああいう邸宅を見てみたいです。

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