ファイブ・イージー・ピーセス

ジャック・ニコルソン演ずるボビーは、工事現場で働いて無気力で根無し草のような生活を送っているが、もともとは裕福な音楽家一家の出。恋人の妊娠を機に実家に戻ってみるものの、やはりどうもしっくりいかない。家族と彼とでは人生観というか生きる意味のようなものがすいぶんと違ってしまっているのだ。
何のために生きるのか。生きる価値はあるのか。仕方がないから空しくただ生きているだけのボビー。
ジャック・ニコルソン主演の映画ではこれが一番好きである。ボビーの人生に対するやるせない気持ち・苦悩が全編通して色濃く描かれていて、見終わるとこちらの気分もやるせなくなるのだけど。
題名の「ファイブ・イージー・ピーセス」とは簡単な5つの曲という意味で、それさえも弾けないほど、もとの生活から乖離してしまったということなのだ。
ボブ・ラフェルソン監督、1970年の隠れた名作。

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2件のコメント

  1. ジャック・ニコルソンって「シャイニング」とか、「バットマン」とか怖い人って印象があります。なので「ある恋愛小説家の~」も怖いと嫌だから見てません。ピピンさんがお勧めなら、見てみようかしら。

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