このところ、イングマール・ベルイマン監督の作品を立て続けに見ている。「処女の泉」「野いちご」「秋のソナタ」「叫びとささやき」など。最近SF、アドベンチャー、ホラー、スペクタクルといった賑やかな映画ばかり見ていたので、これらベルイマン監督作品の暗く重苦しい雰囲気がある意味新鮮で、ずっしりとした見応えがあった。
近年CG等の発達のおかげで大迫力だったりスピード感がすごかったり、映像的にはすごいのだが内容は薄い映画が多い気がする。見終わった後にふーっと溜息の出るような、多少疲れるくらいの緻密で濃い内容の映画がもっとあってもいいかなと思う。あまり売れないから映画会社も作りたがらないかもしれないが。
今年は古い映画を多めに見ていこうかなと思っている。
近年のハリウッドモノを見慣れた者にとっては、なかなかそちらの方に手が出ないのは事実です。
この間、ハンフリー・ボガートの「必死の逃亡者」を見ました。爆発もCGもありませんが、見応えありましたね。
ウィリアム・ワイラー監督の作品は外れがないですね。好きな監督の1人です。