ファースト・アルバム「ウォーターマーク」を初めて聴いたときは、なんか変わってるというか不思議な感じだなと思ったが、今ではすっかりおなじみの音楽になった。ケルト音楽をルーツとしているそうである。それがこの一風変わった旋律の源なのだろうか。
ボーカルの他、自身によるコーラスなどを多重録音してサウンドを作っていくらしい。このやり方は、「エクソシスト」のメインテーマとして使われたマイク・オールドフィールドの「チューブラー・ベルズ」を思い起こさせる。2人とも完璧主義というのも似ている。
エンヤの曲は映画やコマーシャルに使われたりもしていてとてもポピュラーなものになったが、曲調も初期の幽玄で謎めいたものからポップス調に近づいてきたような気がする。それはそれで親しみやすくていいのかもしれないが、私としてはエンヤを聴こうと思うとつい「ウォーターマーク」に手が伸びることになってしまう。
エクソシスト
イラクでの遺跡発掘を調査していたメリン神父は、悪霊パズズの像を発見する。それは..