40年以上前に使っていたセーラーの万年筆をまた使うことにした。引き出しにずっと放っておいたもの。当時は5千円くらいだったが、ペン先は14金である。今では14金の万年筆は2万円くらいするが、当時は5千円で買えたのだ。
その前に使っていたのは18金の万年筆で、これも1万円しなかったと思う。金が高騰している今と違って、当時は安かったのだ。今では3万円とか4万円もする。
数年前からパイロットのコクーンという万年筆を使っていて、これが3千円くらいなのに書き味が良くて重宝しているのだけど、せっかくペン先が14金の万年筆があるのに使わないのはもったいない。なのでまた引き出しの奥から引っ張り出したのである。
何十年も放っておいたのでそもそも使えるかどうかわからないが、使うためにはまず洗浄することが必要だ。昔使っていた頃のインクカートリッジが差し込んだままになっているので、ペン先にインクが固まっているかもしれない。とりあえず水に漬けて1日置いてからよく洗って乾かす。
コンバーターとインクは買ってあるので、インクを入れてみるとちゃんと書ける。14金のペン先はしなやかで書きやすい。コクーンも使いやすいけど、やはり14金は違う。18金はさらにしなやかでもっと書きやすいが、今では高すぎて私の用途くらいではちょっと手が出ない。
インクはセーラーの四季織シリーズの仲秋(ちゅうしゅう)。青みがかったグレーっぽい黒い色でなかなかいい。真っ黒でないところがいいのだ。コクーンではパイロットのiroshizukuシリーズの山葡萄を使っていたが、インク瓶のフタが固まり、どうやっても開かなくなってしまった。山葡萄も飽きてきたので、こちらは何か別の色でも買ってみよう。
万年筆を使うのは映画ノートにデータを書き込むときくらいなのだけど、ボールペンより断然書きやすいしきれいに書ける。やはり万年筆はいい。普段のメモ書きなどにはパイロットの水性ボールペン「Vcorn」を使っていて、100円ほどと安いのに、これも滑らかで書きやすいので気に入っている。

