大相撲5月場所もいよいよ千秋楽だが、早くも13日目に大関の大の里が今場所の優勝を決めて、横綱昇進を確実にした。所要13場所という超ハイスピードの昇進である。一年前には、昨年中に大関、今年中に横綱昇進と思っていたので予想通りなのではあるが、それにしてもすごいことである。
これで来場所からは東西の横綱が揃うことになり、千秋楽には横綱同士の決戦が見られるようになるのだ。近年ずっと一人横綱ということが多かったから、東西揃うのは喜ばしいことである。
初土俵からたった13場所で、すでに4回もの優勝。初土俵は幕下付出で新入幕は昨年の初場所からだから、幕内で相撲を取るのはまだ9場所目である。そのうち約半分は優勝なのだから恐れ入る。これからしばらくは大の里時代ということになるのだろう。
しかしこれで大関は琴桜たった一人になってしまった。できれば大関ももう一人欲しいところ。横綱、大関が東西揃った番付表が見たいものである。今のところ大関昇進に一番近いのは関脇の大栄翔、小結の若隆景といったところだが、果たしてどうだろう。
私が有力視しているのは十両筆頭の草野である。草野は強い。しかも所属は稽古が厳しいことで有名な伊勢ヶ濱部屋であり、所属の関取も多く稽古相手に事欠かない。来場所からは幕内に上がってくるし、来年中には大関に昇進する可能性大である。
それとウクライナ出身の安青錦(あおにしき)。二桁の勝星が続いている。常に低い体勢を維持して崩さないし、よく考えて相撲を取っている。安青錦もいずれ大関になってもおかしくないだろう。この二人のこれからが非常に楽しみ。
