朝乃山が7月場所4日目の取組で左膝を痛め車椅子で退場した。前十字靭帯断裂、内側側副靭帯損傷、大腿骨骨挫傷という大ケガだ。翌日から休場で今場所は負け越しということになった。先場所にやっと小結に返り咲いたばかりだが、先場所は右膝を痛めて全休。今場所の番付は前頭12枚目に下がっていた。
前日まで3勝していたので、今場所の成績は3勝12敗である。となると来場所は十両に転落だ。不祥事で1年休場して番付が三段目まで落ち、そこから幕内に復帰するのに1年かかり、やっと小結まで戻ってきたと思ったら右膝を痛め、まだ完全に治っていないうちに左膝も痛めてしまった。
以前にも朝乃山の大関復帰の目はなさそうだという記事を書いたが、これでますます遠のいてしまった。重い体重を支える膝のケガは、治るのに時間がかかるのだ。
今回のケガは手術を行うので復帰するのに半年以上かかる見込みである。となると戻って来るのは春場所以降になり、番付はまた三段目まで落ちるのだ。幕内に戻るには、順調にいってもそこからまた1年くらいかかることになる。だがそれは気力体力が続けばの話。来年には31歳になる朝乃山に、果たして二度目の幕内復帰は可能だろうか。私はかなり難しいのではないかと思う。あの不祥事が、朝乃山という力士の人生の岐路だった。
