マーラ(ロザムンド・パイク)は老人の後見人となり、自ら経営するケア施設に入所させる。表の顔は親切な善人だが、裏では医者と組んで判断力の衰えた老人たちから資産をむしり取っていくのだ。鎮静剤的な薬を大量に摂取させて何も考えられないようにし、意のままにするのである。あるとき目をつけた一人の資産家の老女を強引に入所させ、例によって財産の横取りを始めるが、実はその老女はロシアン・マフィアのボスの母だった。マーラの周囲にマフィアの影がチラつき始める。
ロザムンド・パイクの悪女ぶりがなかなかすごい。そこのところが一番の見どころの映画である。強欲な彼女は命の危険もかえりみない。マフィアにだって対峙する。これが正義の味方なら称賛されるが、すべてはエゴと欲望のためなのである。
それにしてもロザムンド・パイクは悪女がよく似合う。「ゴーン・ガール」でも悪女がハマっていた。
監督:J・ブレイクソン
出演:ロザムンド・パイク、ピーター・ディンクレイジ、エイサ・ゴンザレス、クリス・メッシーナ
2020年製作
