今では光回線が当たり前であり、その速さも100Mbpsくらい普通で、速いものだと10Gbpsなんてのもある。しかし初期のネット回線の速度は100bps程度と、現在に比べて桁違いに遅かった。今の10万分の1くらいの速度である。
まだ自宅で通信なんて環境がなかった頃、渋谷のネットカフェで映画の予告映像をダウンロードするのに30分くらいかかった。ほんの10秒、15秒くらいの小さくショボイものだったのに。
なんとか自宅で通信ができるようになっても、その頃はテキストが主体だった。映像のやりとりなんてできるような速度ではなかったからだ。ISDNが登場して速いと話題になったが、それでも最大64kbpsでしかなかったのだ。
その後ADSLが主流になってやっと1Mbps程度の速度になった。そして光回線になって数十Mbpsとなり、動画も問題なくやりとりできるようになったわけである。昔は現在の快適さからは想像もできないほど激遅い通信環境だったのだ。