カレンダーは月曜始まりがいい

毎年カレンダーは自分で作っているが、プリンターが不調なので今年は20年ぶりくらいに購入した。A4サイズで壁掛け式、日付とメモ欄だけのシンプルなカレンダーである。

ただ購入するにあたり譲れないポイントがあって、それは月曜始まりであるということだ。一週間が月曜から始まって日曜で終わるカレンダーじゃないと使う気にならない。土日が並んでいる方が使いやすいのである。

休日が連続している方が、例えば温泉旅行に行くときなどにも土日に行くことが多いので予定を書き込みやすい。これが日曜始まりだと土曜と日曜が両端に離れていて書き込みにくいし、視覚的にもわかりにくいのだ。

平日は平日で、休日は休日でまとまっている方わかりやすくて使い勝手がいいと思う。なのでカレンダーはずっと月曜始まりで作ってきたのだが、今回久しぶりに買いに行くと、月曜始まりのものはあまり無いのだった。世間的には日曜始まりが主流らしい。

なぜ使いにくそうな日曜始まりにするのだろう。ちょっと理由を考えていみると、思い当たるのは英語では一週間の曜日を言うのに、日曜から始まってsunday、monday、tuesday、wednesday、thursday、friday、satudayというからかもしれない。その影響で日曜始まりにしているのだろう。でも日本語では一週間は月曜から始まって月火水木金土日って言うのだから、少なくとも日本では月曜始まりが本来的なのだと思うが。

調べてみると、アメリカでは週の始まりが日曜日なのは、日曜日がキリスト復活の日だからということらしい。キリストが復活した日が週の初日であるということのようだ。しかし同じキリスト教圏であるヨーロッパでは、一週間は月曜始まりなのである。なぜかというと、ISOの規格で一週間は月曜始まりとなっているから。なのでEU加盟国のカレンダーはほとんど月曜始まりになっているそうだ。

結局日本のカレンダーが日曜始まりのものが多いのはアメリカの影響ということだろう。アメリカに右に倣えということなのだ。しかし日本能率協会などでは、「週休二日制の導入により土日を並びにした方が予定を立てやすい」として、日曜始まりから月曜始まりに変更している。やはり合理的に考えると、カレンダーは月曜始まりが使いやすいのである。

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