なんだよこのおじさんはとか、このおばさんはとか思うことがあるけど、よく考えると自分の方が年上っぽかったりする。人のことをおじさんおばさん呼ばわりして、自分の年を忘れているのである。
気持ちは全然変わらないので、自分の年をつい忘れるのだ。まあ人をおじさん呼ばわりしている分にはいいけど、年を忘れて無理をすると、後で体がしんどくなって後悔することになったりする。
気持ちが若いのはいいことらしいけど、体力面に関してはちゃんと年齢を認識していないとひどい目にあったりするので注意が必要だ。以前に公園の低い生け垣を軽く飛び越えようとして足が引っ掛かり、大転倒しそうになったことがある。思ったよりも全然足が上がらなかったのだ。自分で思っているようなジャンプができなくなっているのに、できる気でいたのである。
気持ちではできるつもりなのに、実際はできない。この「気持ち」と「実際」の乖離が注意を要する。事故の元なのだ。車の運転などでこの乖離が起こると重大な結果になったりするから危ない。自分の「実際」はよく認識しておいた方がいい。