関脇の大の里は今場所１２勝すれば、大関昇進の目安となる三役で直近３場所３３勝となり、来場所での大関昇進がほぼ確実となる。まだ大銀杏が結えないのでチョンマゲ大関の誕生だ。なので今場所は大の里が１２勝できるかどうかが興味の焦点となっていた。
３３勝が昇進の条件というわけではなく、あくまで目安なだけなので３２勝や３１勝で昇進した力士もいる。だから大の里も１１勝でも昇進できるかもしれない。そんな勝ち星の勘定を考えたりして見始めた今場所の大相撲だけど、大の里が初日から１０連勝した時点で勝ち星の勘定などする必要もなくなった。
相撲内容の良さから考えても１２勝するに決まっている。それどころか優勝が見えてきた。１０日目の時点で追いかける力士に１敗はいなくて、２敗が数人という状況である。残り５日で勝ち星の差は２つなのだ。優勝は固いし大関昇進も当然である。
そして結果はやはり１３勝２敗の好成績で優勝し、直近３場所で２回も優勝、勝ち星は３４勝となった。大威張りで大関昇進である。
それにしても大の里は強い。相撲内容も文句無し。以前にも大の里が年内に大関に昇進するのではないかと書いたが、どうやら現実になりそうだ。そして来年中には横綱になってもおかしくない。その頃には大銀杏も結えるようになっているだろう。
