ちょっと前に、女子ゴルフのメジャー大会である「アムンディ エビアン選手権」で古江彩佳が優勝した。全米女子オープンで笹生優花が優勝したのに続いて今年2人目の日本人選手によるメジャー制覇である。最終ホールにイーグルで競り勝つという劇的な幕切れだった。
ゴルフのメジャー制覇は男子の松山英樹に、女子は樋口久子、渋野日向子、笹生優花、今回の古江彩佳と5人になった。渋野が全英オープンに優勝したときは樋口久子以来42年ぶりということで大騒ぎになったが、その後笹生優花が全米女子オープンで2度優勝するなど、だんだん珍しくなくなってきて驚かなくなった。
そのせいか、今回のエビアン選手権での古江彩佳の優勝もあまりニュースになっていない。メジャーだし優勝賞金も2億円近いのに、ちょっと寂しい状況で気の毒なくらいである。
そういえば笹生優花が全米女子オープンに優勝したときも、2位だった渋野日向子のニュースの方が多かった。渋野日向子とその他の選手では話題性がずいぶん違っていて、渋野選手が優勝したのだったら大きなニュースになっていたに違いない。全英女子オープンに優勝し、スマイルシンデレラとして一気にスター選手になった渋野とその他の選手では、メディアの扱いに大きな差があるのだ。でももう少し取り上げてくれてもいいのにね。