私が死んだら死体は焼いて、骨や灰はゴミとして捨ててもらっていい。お骨だの遺灰だの取っておいても仕方ないし、墓なんてものもいらない。死んだ後にどうこうしてもらっても意味がないと思う。
なんで墓なんて作りたがるのか理解できない。本人は死んでしまったのだから、どんなに立派な墓ができてもしょうがない。もっとも、死ぬ前に自分の墓を作っておいて、それを見て満足するという人はいるかもしれないが。
普通は死んだ後に墓を作るから、遺族が亡くなった人を想うため作るとか、そういう慣習だから作るとかだろう。しかし亡くなった人を想うのなら自分の胸の内で想っておけばいいのであって、別に墓など無くてもいいはずだ。慣習だから作るというのに至ってはまるで意味無し。
いらない物を作るから、後始末問題というものが発生する。お墓の継承ができなくて墓仕舞いする人が増えているということだ。これに結構な費用がかかる。お金をかけていらない物を作って、お金をかけて撤去する。実にバカバカしい。
うちにも墓があるけど、うちは子供もいないし、いずれは誰も管理しなくなるはずだ。余計な費用をかけて墓仕舞いする気もないし、私が死んだ後は無縁仏となって強制撤去されるのだろう。