小結の大の里が優勝!

人気力士である小結の大の里が優勝した。まだ23歳。初土俵からたった7場所でのスピード優勝である。すごい人が出てきたものだ。取組内容も良く、理事長を始め相撲協会の関係者も大絶賛。上位陣は休場も多く不甲斐ない成績だったが、大の里の活躍で盛り上がり、結構面白い場所になった。

大の里は幕内に上がって以来、11勝11勝12勝と毎場所二桁勝利の好成績である。今場所小結として12勝したので、通例なら7月場所、9月場所と二桁勝利を重ねて行けば、11月場所からはもう大関だ。三役で直近3場所33勝が一応基準となっているからである。

しかし新入幕以来毎場所11勝以上の上、取組内容もいいので、来場所も優勝争いにからむような成績をあげると、もしかすると9月場所からもう大関になるかもしれない。そうなってもおかしくない実力なのだ。

そして来年には、今の大関陣をごぼう抜きして横綱になっているかもしれない。師匠の二所ノ関親方は、大の里の完成度はまだまだ10%くらい、本格的な四つ相撲もまだ教えていないと言っているが、それでこの成績なのだ。まだまだ伸びしろがたくさんあるというのだから、期待も膨らむというものだ。

とにかく年内に大関というのは間違いのないところだろう。そして順調にいけは来年には横綱。それまで照ノ富士にはなんとか頑張ってもらわないといけない。休場が多いとはいえ、横綱がいるのといないのとでは大違いである。横綱の名前が無いと寂しい番付表になってしまう。周囲の期待が大きくて大変だろうが、大の里にはぜひとも、早めに横綱になってもらいたい。

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