晩酌か、それとも早食いか

毎日晩酌をするので、夕飯は3時間くらいかけてゆっくり食べることになる。これが飲まないと10〜15分くらいで食べてしまう。毎日酒を飲むのと一気に食べるのと、果たしてどちらがより体に悪いのだろうか。

晩酌でゆっくり食べると血糖値の上昇が緩やかになるが、アルコールは体に悪い。しかし晩酌なしだと、一気に食べて血糖値は急上昇だ。肝臓の負担などと血糖値急上昇の、どちらがより体に悪影響を及ぼすのだろうか。

血糖値の急上昇は膵臓に負担をかけて糖尿病のリスクを高めるが、アルコールも肝臓に負担をかけるし、最近では脳にも悪い影響があるという研究結果も出た。晩酌も早食いもどちらも体には悪いから、酒を飲まずにゆっくり食べればいいのだが、なかなかそうはならない。酒を飲まずに食べると、どうしても15分程度で食べ終わってしまう。

よく考えると、子供の頃から早食いの習慣を付けさせられていた。テレビを見たりおしゃべりをしてなかなか食べないと、「早く食べなさい!」と叱られる。学校の給食ものんびり食べていると食器の片付けができないし、遊ぶ時間もなくなってしまう。

社員食堂だって、混み合っていてのんびり食べてなどいられない。そもそもゆっくり食べたいようなメニューでもなかったし、昼休みの時間も限られている。

ずっと、ゆっくり食べられないようなシステムになっていたのだ。なので今更酒も飲まずにゆっくり食べるようにはならない。晩酌なしだと、自動的に早食い血糖値急上昇となってしまうのだ。よくかんでゆっくり食べているつもりでも、せいぜい15分がいいところ。早い人なら5分で食べ終わる。

結局両立はできそうもないので、どちらかを取るしかない。私の場合はゆっくり晩酌をしたいので、肝臓などの方には目をつむって、その代り血糖値急上昇の方は避けられることになる。今のところは特に問題はないようだ。後々突如ドカンと来るのかもしれないが。

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