やっと秋田へ 2日目/秋田駅トピコ、ヴィ・ド・フランス、中尊寺金色堂、芭蕉館

翌朝は6時に起きて朝風呂。7時過ぎには宿を出る。雪国らしく、雪や寒さの対策で出入り口は二重になっている。風除室というらしい。

 

また秋田駅に行き、駅ビルのトピコ1F「ヴィ・ド・フランス」で朝食。クロックムッシュのセットを注文する。コーヒーは1つずつサイフォンで淹れていて、番号札を渡され呼び出されるのだが、Nだけ番号札が渡されていない。Nがずっと不安に思っていたら、「番号札無しでお待ちの方〜」と呼ばれた。”番号札無し”という「0」みたいな順番もあったのだ。驚き。

朝食の後は2Fの土産物売り場へ。ここに各種揃っているのであれこれ見て回る。Nは昨夜飲んだ「太平山 蔵元の隠し酒」を購入。かなり気に入ったようだ。私はじゅん菜、いぶりがっこ、もろこしなど購入。支払い時にNに指摘されるまで、旅行支援でもらった1000円の地域クーポンのことをすっかり忘れていた。危うく使い忘れるところだった。

駅から商店街につながる通路の脇に秋田犬サテライトステーションというのがあって、いつもは秋田犬がいるらしい。この日はいなくて「留守にしているワン」と書かれた写真が置いてあった。

帰りも同じルートなわけだが、東北道の平泉前沢ICの近くに中尊寺があるので寄っていくことにした。NHKの今年の大河ドラマは「鎌倉殿の13人」だが、平泉は登場人物の1人である源義経ゆかりの地である。中尊寺の敷地はかなり広い。

風格のある本堂。

中尊寺といえば金色堂。外観はちっとも金色じゃないが、外から見えるのは覆堂というもので、金色堂はこの中にある。金色堂を保護するために、丸々覆っているのである。金色堂は全体に螺鈿細工(らでんざいく)が施された文字通り金色の仏堂である。残念ながら撮影禁止。

これはネットにあった画像。

古い覆堂。金色堂は鎌倉時代から覆堂で保護されていて、何度か作り変えられている。

中尊寺から平泉スマートICに向かう途中に「芭蕉館」というそば屋があったので入る。風が強いので暖簾がめくれている。

席について周りを見回すとやたらたくさんの有名人の色紙が。加山雄三、宍戸錠、長門裕之、南田洋子、藤原紀香、南野陽子、などなど他にもたくさん。ひょっとしたら有名店なのか?

中尊寺ではうっかりジャケットを着ずに出て冷えたので、温かい天ぷらそばにする。

Kはとろろそば、Nは「盛り出し式 平泉わんこそば」というものに。盛岡のわんこそばは、おねえさんが後ろで控えていてどんどん椀に入れられるが、平泉では横に置かれているのを自分のペースで自分で入れる、というものである。これを「盛り出し式」というようだ。

最初は小椀が12個乗ったお盆が2枚。もう1枚は無料で追加できる。4枚目からは有料でいくらでも。Nは3枚36個食べて満腹に。

東北道に戻りしばらく走っていると、前方が怪しい気配になってきた。山が雨に煙っているように見える。昨日に続いてまた降られるのかと思ったが、なんとか助かった。さらに走ると、反対車線が事故渋滞で完全に停止している。煙が上がっていて消防車と救急車が来ていた。大きな事故のようだ。

栃木市のタリーズで費用を精算し、駅で解散。3人乗り合いで行ったので交通費が安い。電車だったら1人往復3万円以上かかるが、高速代、ガソリン代合わせて1人1万円かからないくらいだ。しかも往復1000kmものドライブの割には疲労が少ない。ジャガーの威力である。

宿泊費は全国旅行支援のおかげで素泊まり4500円で済んだし、持ち込んだ酒やつまみの代金、交通費、途中の食事代、全部ひっくるめても20000円くらい。遠くまで行ったのにずいぶん安く済んだ旅だった。

それにしても、やっとMに線香をあげることができて良かった。1年半の間ずっと気にかかっていたのだ。コロナの感染者の具合をみて、何度も友人たちと行けるかどうか協議した。やっとMの実家を訪れることができて、ご家族にも会って、なんだか肩の荷が下りた感じ。

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