この映画を見るのはもう３０年ぶりくらいかも。そんなたいした映画じゃないと思っていたが、今見てみると結構面白い。割といい作品だった。
トラボルタの踊りだけの映画じゃなかった。悩める若者の成長を描いた青春映画だったのだ。ディスコブームの火付け役となった娯楽作だとばかり思っていたが、内容的にもしっかりした映画だった。
毎週末、地元のディスコでは帝王として踊りまくっているトニー（ジョン・トラボルタ）。新顔の女性のダンスに魅了され、ダンス大会のパートナーになってもらう。大会に備えて練習に励む日々だが、いつもつるんでいる友人の悩みを聞き流しているうちに、ヤケになった友人が橋の欄干に登ってフラフラしているうちに落下して死んでしまう…。
ビージーズの「恋のナイトフィーバー」や「ステイン・アライブ」、「愛はきらめきの中に」など、この映画から大ヒットしてさんざん聴いた曲が懐かしい。
今見てみると、見逃してたなあという曲があって、イヴォンヌ・エリマン（Yvonne Elliman）の「アイ・キャント・ハヴ・ユー（If i can’t have you）」。当時はそんなに気に留めてなかったのだ。今聴いてみると結構いい。全米シングルチャート１位にもなっていたようだ。
監督：ジョン・バダム
出演：ジョン・トラボルタ、カレン・リン・ゴーニィ、バリー・ミラー、ドナ・ペスコウ
１９７７年製作
