人が気絶するところを見た

人が気絶するところを見たことがある。それぞれの仕事の内容や進捗状況を課内で発表する場が持たれ、緊張と空腹が重なった新人が目を回してしまったのだ。目がうつろになってグラっと体が揺れたと思うと、その場に倒れてしまったのである。

あのときはびっくりした。慌ててみんなが駆け寄り、しばらくすると気がついたが、念の為係長が車で病院に連れて行った。人が気絶するところを間近で一部始終見たのは、このときが最初で最後である。

大学のときに、所属していた演劇部の公演で新人が胃痙攣(いけいれん)を起こしたこともある。このときは新人がのたうち回っていたので、救急車を呼んで私が同乗して病院に行ったのだが、やはり緊張と空腹が原因だった。どうもこの2つが重なるといけないようだ。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。