佐藤康光九段と木村一基九段の感想戦が面白かった

昨日のテレビ将棋、NHK杯戦の佐藤康光九段と木村一基九段の対局は面白かった。何が面白かったかというと、勝負が終わってからの感想戦が秀逸だったのだ。放送枠的にそんなに長く感想戦の時間はとれないけど、できればもっと見ていたいくらいだった。

将棋は対局の後に感想戦というものをやる。勝負が終わった盤面を再び並べ直し、今の対局を振り返って、この場面ではこうしたらどうだっただろうかと、対局者二人で最善手を検討するのだ。

NHK杯戦を見ていると、通常対局中は無言だし、感想戦も小声でわずかにボソボソしゃべるだけだ。しかし佐藤九段と木村九段の感想戦は大きな声でしゃべり通し。しかも木村九段のボヤキ(負けたので)がまた面白いのである。対局よりも感想戦の方が面白かったくらい。

木村九段は、他の棋士の対局の解説をしているときも面白い。強いだけではなくて、エンタテインメント性も高いのだ。SNSだったら「いいね!」をつけたいくらいである。

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