昨日、安倍元総理が殺害された。奈良で選挙の応援演説中に背後から撃たれたのだ。犯人は41歳の元海上自衛官の男。「特定の団体に恨みがあり、安倍氏がこの団体とつながりがあると思い込んで犯行に及んだ」ということである。世の中、変な思い込みの強いキチガイがいるから困る。犯行に使った銃は手製のもの。
安倍元総理は経済、外交・安全保障に多大な貢献をした。
黒田総裁率いる日銀との協力により、マネーフローを増やし過度な円高を是正して日本経済を立て直した。失業率も2%台と完全雇用と言える水準に達した。株価は就任前の4倍になった。
「自由で開かれたインド太平洋」を提唱し、Quad(クワッド)として知られる日米豪印戦略対話を推し進め、中国の侵略と強制を阻止することに努めた。また集団的自衛権の明確化を目指した。
世界各国との友好関係を推し進め、特にアメリカとは同盟国としてのつながりを深めた。一緒にゴルフをするほど、共和党政権のトランプ大統領との仲の良さは有名だった。
意見は色々あるかもしれないが、日本のために有益な仕事をしたことは間違いない。
ニュースを見ていてちょっと驚いたのは、安倍元総理が67歳と意外と若かったことだ。70代だとばかり思っていた。政治家としてはまだまだ十分にやれる年齢である。それが1人のバカ者によって失われてしまった。元総理がこんなバカげたことで亡くなるなんて。
安倍元総理が殺害されたことについて、警備を担当した奈良県警の責任が問われている。それは当然で、警護対象者が亡くなってしまったのだから、どんなに一生懸命やったと言っても結果は0点なのだ。映像を見ると、安倍元総理の背後はガラ空きだった上に、あんなにわかりやすく近づき銃を構えた犯人を阻止できなかったのだから、警備は一体何をやっていたのかと問われても仕方がない。