公園にきれいな色のアヤメがたくさん咲いていた。たぶんアヤメだと思う。アヤメと花菖蒲とカキツバタはちょっと見ただけではよく区別がつかないのだ。
アヤメは花びらの根本が網目になっていて陸生、花菖蒲は花びらの根本が黄色く陸生、カキツバタは花びらの根本が白い筋になっていて水生ということである。この写真のは花びらの根本が網目になっているように見えるので、アヤメと判断した。
なので水辺に咲いているのは高確率でカキツバタなわけだが、その辺の花壇や公園などに咲いているのは、近づいて花びらをよくよく見ないとアヤメだか花菖蒲だかわからない。面倒くさいのだ。
さくらはソメイヨシノでも山桜でも八重桜でも「さくらが咲いてるね」で済むのに、アヤメ、花菖蒲、カキツバタはそうはいかない。花はよく似ているのだから、さくらのように総称があるといいのに。まあ大概の人は区別がつかないから、「アヤメが咲いているね」と言っておけばわかりゃしないのだけど。