4日に、いつもの友人Yと今シーズン最初のハイキングに行ってきた。龍王峡駅付近から川治温泉まで、鬼怒川沿いを歩くコースである。片道約6km、往復12kmだが、疲れたら帰りは川治湯元駅から電車に乗ってもよい。
鹿沼、日光、鬼怒川温泉などを抜けて龍王峡へ。朝の杉並木は空いていた。鬼怒川温泉手前のローソンでおにぎり等を調達。
龍王峡駅前には無料の市営駐車場があって、100台くらい駐車できる。売店も何軒かあって、前を通ると声をかけられる。朝から商売熱心だ。龍王峡神社の鳥居をくぐってスタート。
すぐに龍王峡神社があり、途中ケガなどしないように、熊に襲われないようにお参りをする。
すぐ先の虹見橋を渡る。この日は鬼怒川両岸を行ったり来たり、5回も橋を渡るのだ。
虹見の滝。この先も結構あちこちに滝がある。
虹見橋から見る鬼怒川の流れ。峡谷とともにウネウネと流れるので、竜に例えられているようだ。
若葉がきれいである。
モリアオガエル生息地との看板がある。モリアオガエルは木の枝などに泡状の卵を産み付けるのだが、それは見つからず、この先の湿地で別のカエルの卵があった。
オタマジャクシがウジャウジャと。
クリンソウも咲いていた。
近寄れなかったのでよくわからないから、参考までに大きく写っている昨年日光の千手ヶ浜で撮ったものを載せておく。
むささび橋からの川の眺め。
水芭蕉群生地というのもあったが、まだ全然咲いてない。
鹿の糞らしきものが。この辺まで野生動物が出没しているのだ。
どのポイントかわからなくなってしまったが、この景色が一番龍王峡らしいかも。
柱状節理。溶岩が冷えて縮むときにできる柱状の割れ目。
上の道から転がり落ちたと思われる、ひっくり返った車。事故から結構時間が経っているようだが、このまま放置なのだろうか。
緑がこんなにきれいなのに、わりとあちこちにタイヤとか捨てられている。ホットカーペットなんかもあった。不法投棄はやめてもらいたい。
砂防ダムらしきものの向こうに発電設備のようなものが。しばらく進んだ先にゲートがあって、「栃木県営 川治第二発電所」と書いてあった。
八重桜がまだ少し咲いている。
ズミ?
浜子橋。吊り橋だけどしっかりした橋なので揺れないが、通路は側溝のフタのような作りで下が丸見えだし、真ん中に敷かれている板もボロボロで足がすくむ。ハッキリ言ってもう通りたくない。
橋を渡った後はしばらく車道をあるく。歩道も無いトンネルを3つくらい抜けなければならないが、車は全然通らない。龍王峡の見どころも浜子橋くらいまでなので、人もほとんど見かけなくなった。
モクレンがまだ咲いている。小山ではとうに花が落ちたのに。
小網ダム。左奥に川治温泉駅が見える。
逆側からの景色。
河原にカヌーみたいのが裏返しにしてたくさん置いてあった。天日干しでもしているのだろうか。
野岩鉄道の鉄橋。
あじさい公園のベンチで昼食。この辺になるとまた人がチラホラ現れてくる。
黄金橋を渡ると薬師の湯に出る。
薬師の湯には川べりに混浴の露天風呂があるが、反対側から丸見えなので女性はまず入らないだろう。中の人が写らないように遠くから撮ったが、本当は入っている人がハッキリ見える。
鬼怒川温泉ほどではないが、川治温泉にも大きなホテルがいくつかある。
温泉街の方に行ってみると、「川治ふれあい公園」に「かわじいの湯」というのがあって無料で足湯に入れる。
「かわじい」の像。川治だからかわじい。
本当は来た道をまた戻るのだが、同じルートというのもつまらないので、温泉街の地図で見つけた自然散策路を歩いてから電車で戻ることにした。しかし意外と登りがきつい。途中に鶏頂山神社という小さな社がある。
ヤシオツツジ。
枯れ葉が積もった細く歩きにくい山道を登っていくと、ルートの途中で「進入禁止」という看板が立っている。仕方なく別ルートに廻ったが、なんだか方角も怪しくなってきたので引き返すことに。ふかふかの地面にトレッキングポールを突いているうちに、先端のゴムキャップがいつの間にか無くなっていた。しかもスニーカーの靴底がはがれかけてベロベロになっている。
下っている途中に野岩鉄道の鉄橋がよく見える場所に出たので、電車の時刻を調べてみるともうすぐ電車が来るようだから、しばらく待って写真を撮る。
川治温泉駅で時刻表を見ると、運行本数が少なく電車が来るまでまだ1時間以上ある。自然散策路にたどり着けなかったので、時間が余ってしまったのだ。しばらく休んで朝買った菓子パンを食べたりしていたが、ずっと待っているのなんだから龍王峡駅まで歩くことにする。
国道121号をずっと歩く。思ったより車の通行量が多い。歩道がないところが多くカーブ周辺は結構危ない。途中かなり長いトンネルがあり、中は肌寒いくらいだった。
舗装路は山道を歩くよりずっと早く、結局電車を待つより早く龍王峡駅前の駐車場にたどり着く。靴底が不安だったが、ここまでもって良かった。
夕飯は今市の「蔵八」とか宇都宮の「花の季」でラーメンでもと思っていたが、思ったよりも時間が早くまだ腹も減っていないので中止。結局鹿沼まで来て「安喜亭」で食べることに。リニューアルしたばかりの「安喜亭支店」へ。
豚そばとシュウマイ。豚そばはかなりの細麺で、そうめんのよう。もやし、豚肉とタケノコの細切り、白菜、キクラゲなどの餡が乗っている。量は意外と多くて、食べても食べても湧き出てくる感じがする。シュウマイは肉が入ってなくて玉ねぎだけの足利シュウマイである。