昨日の日経平均は一時900円を超える大幅な下落で、終値は841円安の26170円となった。一週間ほど前の19日にもやはり一時900円を超える790円もの大幅下落。このところこんなことが増えてきた。
原因は明確で、アメリカがインフレ抑制のため金融緩和を終了して、金融引締めに向かうことが一番大きな要因だ。金融引締めとなれば株式市場に流入する資金が減少するから、株価は下落に向かう。それを嫌気した投資家の売りが拡大しているのだ。
その他ウクライナ情勢が緊迫していること、新型コロナのオミクロン株による感染拡大も下落の要因となっている。
チャートを見るとずっと下落している様子がはっきりわかる。年初に一旦上がってからは下落傾向がずっと続いているのだ。年初からはもう3000円ほど、10%以上下落している。
このような状況では、よほどのことがない限り短期で株価が戻ることはないだろう。しばらくは低空飛行が続くと覚悟しなければならない。と同時に仕込みの場である可能性も。この先の景気がどうなるかがカギだ。